@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00001083, author = {谷地, 宣亮 and Yachi, Nobuaki}, journal = {日本福祉大学経済論集}, month = {Sep}, note = {本稿では, 信用組合業界が展開してきた 「信組運動」 (「しんくみ運動」) と全国信用組合中央協会のもとに設置された信用組合のあり方等に関する特別委員会による 「信用組合のあり方等に関する特別委員会報告」 の内容をみることによって, 業界が信用組合の存在理由, 特性, 役割をどのようにとらえてきたのかを整理した.業界は信用組合の存在理由を, 中小零細事業者および勤労者の相互扶助の精神に基づく 「協同組織金融機関」, 中小零細事業者および勤労者を顧客 (組合員) とする 「中小零細事業者 (および勤労者) 専門金融機関」, 「地域金融機関」, の 3 点にあるとしている. また, 特性や役割についても, 従来から同様の主張を繰り返してきている. しかし, 繰り返し強調してきたのはなぜなのか. 信用組合の原点を確認するという意味もあるであろうが, 見方を変えれば, 実態としてそれが十分に機能しているとはいえないからではないのか.これからの信用組合のあり方を検討するためには, ①相互扶助についての信用組合業界の考えを現代的な視点で問い直すこと, ②相互扶助の程度をできるだけ客観的な指標で示すこと, ③信用組合と同じく協同組織金融という形態をとる信用金庫との相違点を明確にすること, ④中小企業金融および地域金融の担い手である地域銀行 (地方銀行・第二地方銀行) との相違点を明確にすること, ⑤地域, 業域, 職域という信用組合の 3 つの業態をどのようにしていくかを検討すること, が必要であることが示された.}, pages = {79--101}, title = {信用組合の存在理由に関する考察-信組運動を中心にして-}, volume = {43}, year = {2011}, yomi = {ヤチ, ノブアキ} }