@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00001124, author = {雨森, 孝悦 and Amenomori, Takayoshi}, journal = {日本福祉大学経済論集}, month = {Sep}, note = {本稿は2013年11月にフィリピン中部を襲った超大型台風の救援活動を行った同国の大手マイクロファイナンス機関の事例調査を整理したものである.本部における幹部と被災地におけるスタッフと利用者に対する聞き取りと資料分析から,以下のような結果を得た.この組織は災害発生直後に最高幹部が被災地を視察するとともに災害対策委員会を立ち上げ,その後被災したメンバー、 スタッフの安否確認や物資の配布などの救援活動を大規模に行った.その際,担当外のスタッフやメンバーがボランティアとして参加した.金融機関としては債務返済の一時猶予,債務減額,災害特別融資も実施した.また,通常業務の再開を急ぎ,マイクロ保険等の保険金支払い,預金引き出しへの対応を行った.一方,地域の一般の人びとに対しては例外を除き,救援物資を配布しなかった.他のマイクロファイナンス機関で独自に救援活動を行った組織はなかった.全国規模で事業を展開しているマイクロファイナンス機関として,そのネットワークを活かして地域全体の救援・復興を行う社会インフラになることは当面期待しにくいことがわかったが,今後の災害に備えて大手マイクロファイナンス機関が合同で基金を設立する計画は立ち上げられた.}, pages = {37--54}, title = {大規模災害時におけるマイクロファイナンス機関の対応─フィリピン・レイテ島におけるCARD MRIの事例から─}, volume = {49}, year = {2014}, yomi = {アメモリ, タカヨシ} }