@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00001738, author = {井上, 准治 and Inoue, Junji}, journal = {現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要, Journal of culture in our time}, month = {Mar}, note = {この作品は,近代英国の自立の初期的段階におけるヘンリー八世の国王としての資質の獲得過程を,あえて理想化して描こうとするものである.それは,ジェームズ一世が即位して10 年経った時点で,すでに神格化が起こっているエリザベス女王の繁栄と栄光の時代に対する観客の郷愁的幻想に繋いで,ことさら豪華な仕立ての舞台で試みられる.しかし,一方で,極めて下世話な民衆的,祝祭的笑いのエピソードによる権力闘争のパロディーや,王の離婚問題におけるセクシュアリティの意義のほのめかしによって,価値逆転を起こしたり相対化する視点も提供するものである.本稿は,このような文脈の中で,有力貴族のバッキンガム公と成り上がりの実力者のウルジー枢機卿の間で争われる主導権争いや,王の離婚・再婚問題の劇的過程とその歴史的意味を考察するものである.}, pages = {1--24}, title = {英国王ジェームズ一世治世初期に書かれた『ヘンリー八世』の歴史的意味}, volume = {127}, year = {2013}, yomi = {イノウエ, ジュンジ} }