@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00001772, author = {柿沼, 肇 and Kakinuma, Hajime}, journal = {現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要, Journal of culture in our time}, month = {Sep}, note = {「戦前」の日本では,教員は,官僚,軍人,警察官とともに天皇制国家体制を支える柱の一つとして特別に重い役割と責任を担わされていた.「治安警察法」や「治安維持法」などによって政治活動や組合活動が禁止されたばかりでなく,全国的に整備された視学制度によって,そこから逸脱することのないよう厳重な「監視」体制の下に置かれた.しかしそのような中にあっても,教育を子どもたち,働く民衆のためのものに作り変えようという努力や実践がいろいろな形で展開されている.その代表的なものが新興教育運動と生活綴方教育運動であった.但し,そのような様々な試みはいずれも大きく成長・発展する前に厳しい弾圧にさらされ,さらに当時の言葉でいう「大東亜戦争」が開始されるや他の社会的諸運動と同様に根こそぎにされてしまった.「戦後」(敗戦後),「民主主義教育」が叫ばれるようになってこれらの状況は一変する.教職員組合運動をはじめたくさんの教育研究団体,教育文化団体が生まれ,あるいは復活して,日本の教育の「民主化」のために活動している.そのような「戦前」「戦後」の教育運動に着目した研究を教育運動史研究と呼んでいる.その活動が組織的集団的に成されるようになるのは1950年代の末からであるが,この小論ではそこに至るまでの研究状況を詳細に検討し,その活動が本格的になってからのことについては次回以降のところで取り扱うことにする.}, pages = {77--116}, title = {教育運動史研究の歩み─教育運動史研究会の活動に即して(上)─}, volume = {130}, year = {2014}, yomi = {カキヌマ, ハジメ} }