@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:02000044, author = {木全, 和巳 and KIMATA, Kazumi}, issue = {149}, journal = {日本福祉大学社会福祉論集, Journal of Social Welfare, Nihon Fukushi University}, month = {Sep}, note = {2022 年に国連の障害者権利委員会は,初めての「日本の報告に関する総括所見」を採択して公表した.ここには「障害者へのパターナリズム的アプローチ(a paternalist approach)を伴うことにより,障害関連の国内法および政策が,条約に含まれる障害の人権モデルと調和していないこと(the lack of harmonization)」という懸念事項が書かれていた.この論稿では,「国内法と政策」が「人権モデル」との「調和を欠いている」との懸念事項の指摘において,この時の「パターナリズム」概念の批判的使用にはどのような意味があるのかについて,ソーシャルワークの視点から批判的に検討をした.結論として,ソーシャルワークは,法律や制度の枠組みの制限を受けつつも,こうした制限からの解放も視野に入れた「パターナリズム」の性格を否定できない実践であり,「パターナリズム」概念をこのように使用して「障害の人権モデル」と調和していないと言い切ってしまうことについては,「総括所見」における懸念事項として適切な使用法とは言えないことを明らかにした.}, pages = {1--30}, title = {障害者権利条約に基づく日本政府に対する総括所見における「パターナリズム」概念の批判的検討 ―ソーシャルワーク実践理論の視点から―}, year = {2023}, yomi = {キマタ, カズミ} }