@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:02000045, author = {浅石, 裕司 and ASAISHI, Yuji and 吉村, 輝彦 and YOSHIMURA, Teruhiko}, issue = {149}, journal = {日本福祉大学社会福祉論集, Journal of Social Welfare, Nihon Fukushi University}, month = {Sep}, note = {地域福祉とまちづくりの分野で議論される住民の主体性の醸成に関連する概念の一つに,「楽しさ」がある.この「楽しさ」について,議論のあり方とその概念を整理し,その理論的到達段階を確認することと,今後の理論構築に向けた課題を明らかにすることを目的に文献レビュー及びその分析を行った.  分析の結果,地域福祉分野で「楽しさ」が求められるようになった背景には,1990年以降の我が国の地域福祉政策の変化と,それに伴う「共助」概念の出現を契機とする,参加のあり方の変化があると捉えられた.また,「楽しさ」の内容,生成・醸成される場面,「楽しさ」に対する問題提起の内容を確認できた.  「楽しさ」の構成要素には,「担い手や仕掛人に遊び心があること」,「『正しさ』や目的から始まらない『きっかけ』の多様性」,「差異を認めて互いに承認できること」,「新しいことに取り組むこと」,「活動をとおして興味・関心が高まり夢中になること」,「目的を志向しすぎないこと」の 6 点があることを考察した.我が国の今後の地域福祉分野において,住民の主体性に基づく「住民主体」を期待するならば,これまでの「正しさ」を基調としたものだけではなく,「楽しさ」という視点から捉えなおすことが,地域福祉推進の一つの切り口になり得る可能性がある.「楽しさ」が生成・醸成されるプロセスや,価値観同士の結節点としての「楽しさ」の可能性,「正しさ」の中に「楽しさ」を見出す可能性を明らかにしていくことと,個別事例の確認が今後の課題である.}, pages = {31--50}, title = {「楽しさ」概念による「住民主体」の捉えなおし ―地域福祉・まちづくり分野における文献レビューをとおして―}, year = {2023}, yomi = {アサイシ, ユウジ and ヨシムラ, テルヒコ} }