@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00002760, author = {早川, すみ江 and HAYAKAWA, Sumie}, journal = {日本福祉大学子ども発達学論集, THE JOURNAL OF CHILD DEVELOPMENT}, month = {Jan}, note = {Freud が無意識を知る手段として夢に注目してから, 現代までに夢についてのとらえ方はさまざまに変遷してきた. 今では夢の内容を単独で扱うことはなく, セラピストとクライエントとの関係性の中で夢をとらえるようになってきている. しかし現代でもクライエントから報告される夢の無意識的思考とそれがどのように機能しているかを理解することは, 非常に重要な主題であることに変わりはない.  本論では, 現代的観点に立って夢の機能について考察を試みた. いくつかの臨床ビネットを挙げながら, 夢が転移関係についての無意識的体験や理解を表す機能を持っていることを例証した. このことから, 夢を理解することは, 転移関係の無意識的体験を意識化することであると言える. そして, この無意識的体験をセラピストとの間で再体験し, 意識化することができれば, 転移関係についての洞察に至り, 停滞していた面接の進展を促すことにつながる. つまりターニングポイントで夢が現れるのではなく, セラピストとクライエントの間で転移関係が生じ, それについての無意識的思考が生成され夢として表現されるのである. またこの考えは, 初回面接やアセスメント面接で報告される夢を理解するのにも役立つ.}, pages = {13--20}, title = {夢の機能についての一考察-転移関係の無意識的体験として-}, volume = {9}, year = {2017}, yomi = {ハヤカワ, スミエ} }