@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00002869, author = {谷地, 宣亮 and YACHI, Nobuaki}, journal = {日本福祉大学経済論集, The Journal of Economic Studies}, month = {Sep}, note = {2014 年以降に公表された金融庁資料や閣議決定などを見ると, 「事業性評価」, 「ローカルベンチマーク」, 「金融仲介機能のベンチマーク」という言葉が頻繁に登場する. 本稿は, ①これらの3 つのキーワードについて, いつ頃から, なぜ取りあげられるようになったのか, どのような内容のものであるのか, 現状と課題, について整理すること, ②3 つのキーワードの関係性について整理・考察すること, そして③地域金融機関が事業性評価に基づくアドバイスや融資を推進するための課題を明らかにすること, を目的としている.  得られた結論は以下の2 点である.   (1) ローカルベンチマークと金融仲介機能のベンチマークは対話のためのツールに過ぎない. 重要なのは, 2 つのベンチマークを活用して, 金融機関と企業, 金融機関と金融庁, そして金融機関自身がいかに深い対話を行うことができるかである.  (2) 地域金融機関が事業性評価に基づくアドバイスや融資を行うためには, ローカルベンチマークや金融仲介機能のベンチマークを使いこなす力(本稿では, これを「事業性評価力」と呼んでいる) が必要である. 担当者個人の事業性評価力および組織としてのそれの向上を図るには, 金融機関が担当者個人や担当部署に適切にインセンティブを与えることができるような業績評価の仕組みを取り入れなければならない.}, pages = {33--65}, title = {地域金融機関による事業性評価と 2 つのベンチマーク}, volume = {55}, year = {2017}, yomi = {ヤチ, ノブアキ} }