@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00002891, author = {福田, 静夫 and FUKUTA, Shizuo}, journal = {現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要, Journal of Culture in our Time}, month = {Sep}, note = {ヘーゲルのベルン期は,チュービンゲン神学院時代に始まった「フランス革命」がジャコバン独裁の頂点を終えて,総裁政府下でのナポレオンの台頭を迎える時期に重なっていた.ヘーゲルは,学院時代に「神の国」をスローガンとしていた哲学的な共同の呼び掛けを受けて,ヘルダーリン,シェリングと哲学的な共同に取りかかるが,イギリスに続いたフランスでの革命の先進的な現実的・思想的な影響を,西欧の後れた後背地でどのようにして近代的な国民的変換へとコード化し,体系化するのか,若い思想家三者それぞれの切磋琢磨する苦闘が始まる.今回は,その共同作業のほんの始まりについて論及できたに止まるが,以後の連載では,近年になって,中国の宋・元期の諸思想がこの革命期ドイツの思想の「西選」したことに光が当たるようになっているので,その新しい成果にも汲みながら,従来のドイツ古典哲学形成期研究のいくつかの盲点にも立ち入り,現代の大きな歴史的転換期に対するいくつかの批判的な思想的な視座を構築していく予定である.}, pages = {57--74}, title = {「神の国」の理念とベルン期のヘーゲル(上)}, volume = {136}, year = {2017}, yomi = {フクタ, シズオ} }