@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00002895, author = {末盛, 慶 and SUEMORI, Kei}, journal = {現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要, Journal of Culture in our Time}, month = {Sep}, note = {本稿の目的は,日々の状況に対して人々はどのような対応をしているのかに関する社会学的かつ経験的研究の中で活用しやすい概念を提示することである.具体的には,生活戦略という概念を示す.この目的の準備作業として,生活戦略と関連が想定される先行概念を検討した.具体的には,①心理学における対処概念,②家族ストレス論における対処概念,③家族戦略,④ライフコース論におけるヒューマン・エージェンシーを検討した.その結果,日々の状況に対する個人の行為に焦点を定め,実証研究の中で使用できる社会学的な概念は十分にたてられていないことが示唆された.  本論文で提案する生活戦略は近年の社会学理論を理論的な基盤とする.生活戦略の特徴としては,個人がとる行為は個人の裁量を含みつつも社会構造に規定されていること,生活戦略が社会構造の再生産や変動にも寄与すること,攪乱的な行為も肯定的に評価することなどがある.生活戦略を用いた研究例もいくつか示した.}, pages = {153--167}, title = {生活戦略という概念の可能性}, volume = {136}, year = {2017}, yomi = {スエモリ, ケイ} }