@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00003184, author = {山上, 俊彦 and YAMAGAMI, Toshihiko}, journal = {日本福祉大学経済論集, The Journal of Economic Studies}, month = {Mar}, note = {各府県のツキノワグマ生息数推定に用いられている「階層ベイズ法」は状態空間モデルに依拠したものである. 状態空間モデルを用いて観察不可能な野生鳥獣の生息数を推定するためには, 綿密なデータ収集と厳密なモデル構築, 事前の情報収集が求められる. 筆者が一連の推定の先駆けとなった兵庫県の「階層ベイズ法」による推定を再現したところ, 初期個体数設定によって非現実的な推定生息数と自然増加率の組み合わせが恣意的に算出できることが判明した. これは自律度や識別可能性といったモデルの基本条件としての水準を満たしていないこと, 密度依存性といった自然増加率への考察が欠落していることに起因する. バイアスのかかった有害捕獲数等のデータのみからツキノワグマの生息数を推定することは, 本来あり得ないことである. このような推定は状態空間モデルの本来の趣旨から逸脱したものである.}, pages = {131--158}, title = {「階層ベイズ法」 によるツキノワグマ生息数推定の批判的検討 -状態空間モデルとの関連からの再考-}, volume = {58}, year = {2019}, yomi = {ヤマガミ, トシヒコ} }