@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00003313, author = {浅沼, 裕治 and ASANUMA, Yuji}, issue = {15}, journal = {日本福祉大学大学院福祉社会開発研究, The Study of Social Well-Being and Development, Nihon Fukushi University Graduate schools}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は,日本における父子家庭への効果的な社会的支援を考察することである.近年,日本において離婚件数の増加を主たる要因とする,ひとり親家庭が増加し,現状では多数を占める母子家庭とともに,父子家庭の増加も予想されている.こうしたなか,父子家庭への社会的支援についても福祉行政を中心に実施がなされているが,父子家庭への効果的な支援となっているとは言い難い.本稿は,父子家庭の父親に対してインタビュー調査を行うことにより,生活を送るうえで,とりわけ重要な要素を占めると思われる就業継続と家族ケアにおける困難性を把握した.その結果,父子家庭の多くは,父親自身の母親が家族ケアについて中心的に役割を担っているケースが多くを占めた.しかし,周囲に家族ケアを頼める親族がおらず,父親が一人で就業継続と家族ケアを一手に担い,生活を送っている家庭もみられた.そうした家庭では父親は主に家族ケアに困難を感じていることが多かった.また,父親たちは,できるだけ自分の手で子育てを行っていくことを望んでいる者が多く,したがって,父子家庭への効果的な社会的支援を考える際には,母子家庭と同様に経済的支援を念頭に置き施策を実施することに加え,長時間労働を基底とした就業継続環境の改善が望まれることが示唆された.}, pages = {1--9}, title = {父子家庭への効果的な社会的支援 ―父親の語りによるテキスト分析から―}, year = {2020}, yomi = {アサヌマ, ユウジ} }