@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00003767, author = {安藤, 佳珠子 and ANDO, Kazuko}, issue = {148}, journal = {日本福祉大学社会福祉論集, Journal of Social Welfare, Nihon Fukushi University}, month = {Mar}, note = {2021 年 12 月に,ひきこもり当事者を中心とした団体「暴力的『ひきこもり支援』施設問題を考える会」が「ひきこもり人権宣言」を発表した.この宣言は,引き出し屋の横行を契機に作成されたものであるが,その中身は当事者が社会や家族の加害性を問うものであり,当事者にとってのレジスタンスである.レジスタンスは,被害に対する抵抗であり,自らを被害者のポジションに位置付けることでもある.また,被害からの回復は,自らで認識した被害者としてのポジションを自らで脱することである.被害と加害が曖昧なままでは,当事者は被害者としてのポジションから抜け出ることはできない.本稿では,この宣言が何を被害とし,何を加害としているのかを整理することで,当事者のレジスタンスが被害者性を脱却するための手がかりを示すことを目的とした.そのため,この人権宣言に出てくる内容を,「被害(者)/加害(者)」というカテゴリーで整理した.その上で,当事者から見える「被害(者)/加害(者)」を 15 点で示した.さらに,この宣言にみるレジスタンスが被害者性を脱却するための手がかりを 5点で提示した.}, pages = {61--74}, title = {【研究ノート】 「ひきこもり人権宣言」にみるレジスタンスは被害者性を脱却できるのか}, year = {2023}, yomi = {アンドウ, カズコ} }