@article{oai:nfu.repo.nii.ac.jp:00003797, author = {山本, 希代子 and YAMAMOTO, Kiyoko}, issue = {18}, journal = {日本福祉大学大学院福祉社会開発研究, The Study of Social Well-Being and Development, Nihon Fukushi University Graduate schools}, month = {Mar}, note = {本研究では,通常学級でのインクルーシブ教育に向けた多職種連携体制の課題を保護者と教員の意識の差異より明らかにすることを目的とした.  東京都において,通常学級に障害のある学齢期の子を通わせる保護者5名と,通常学級で障害のある児童を担当したことのある教員5名を対象とし,「困り感と相談相手の実際」について半構造化面接を行った.結果をSCATにより分析し,抽出された理論記述をKJ法で統合した.  調査の結果,保護者は学校を含め,医療・福祉・行政・親の会など何らかの相談支援体制のもとで支援者を獲得しているのに対し,教員は児童・保護者の対応に悩みつつ相談を躊躇し孤立しがちで,一斉指導と個別指導の二重授業という実践の不達成感から教員としての自己有用感の低下を感じていることが明らかになった.  その背景には,文部科学省の提唱する「特別支援教育の推進を通したインクルーシブ教育」の影響で,インクルーシブ教育が学習者の多様性を承認する通常学級の改革プロセスであることが教員には浸透していないため,他分野からの助言を集団教育という専門性を否定されたと感じやすく,多職種連携にも影響していると考察した.  「チーム学校」等の取り組みで多様性に対応する集団教育という日本特有の課題に向き合う教員を校内で支えつつ,障害のある児童を中心とした医療・福祉等との多職種連携体制に教育の専門家として学校が参加できるシステムを作ることが必要である.}, pages = {63--74}, title = {通常学級のインクルーシブ教育における多職種連携体制の課題 ー保護者と教員の意識の差異に着目してー}, year = {2023}, yomi = {ヤマモト, キヨコ} }